勝手に使用はダメ

先週更新できなかったので今週と兼ねます。

イラストレーションの発注に慣れていない方に起こりがちな事かもしれませんが先日ちょっとあったことを記録として記しておこうと思います。今回ちょっと長いです。すみません。

 

「ブログにゆるキャラを入れたいので描き方などを教えて欲しい」とのことで経営者向けに教えに行ったことがありました。

ゆるキャラといっても、ちゃんと描くととても一時間半では教えられないので、落書き程度のものということで行きました。

その講座の中で「例えば」というのを示すために、私がホワイトボードに描いたキャラクターがありました。

その場にいらした方の会社のイメージを図にしたものでしたが、

そのままそっくり知らないうちにグッズ等に使用されていたということがありました。ペンの太さ、かすれ具合、そっくりそのままデータ化です。

講座は自分で描くのが前提でしたので、写真撮影は許可しましたが、その画像の絵をそのまま使用されるとは思わず、大変ショックを受けました。

 

そのまま使用されると私は困ると伝えたはずなのに、なぜこのような事が起きたのかと不思議に思い考え込んでしまいました。

少々特殊な状況でしたので、真似をして作っていただくのはOKとしましたが、練習するのに写真は必要だと判断したのが、仇になったのです。

もしかしたら普段イラストやデザインに関わっていない方は、画像を貼り付けたら、そのまま使用したことにはならないと思っていらっしゃるのかもしれません。でも、これはNGです。(本来はそっくり真似したものを商用利用もNGです)

写真から画像を取り出して版にするとは思いもしませんでしたが、このようなことが起こるのだと思いました。

新たに作っていたら、ペンのタッチやかすれが全く同じになるなんてことは無いですし、自分で描いたので覚えていますし、Webで使用されていたのはホワイトボードを撮影した画像でした。

オリンピックエンブレムの時も問題になっていたのに一般的にはまだこんな意識なのかとガッカリしました。

イラストレーター側からしたら知らないうちに広範囲に使用されている可能性もあり、危険だなと思いました。

「支払う」と言われましたが、会社のキャラクターとなると使用範囲も広いですし、長年にわたって使用するため契約が必要になってきますし、事後報告だったので中止していただきました。

 

まさかの事態に未だにモヤモヤしており「一切の使用はしない」とご連絡をいただいたものの、こちらの事情もご説明しなくてはと思いつつ何日も考えてしまいました。

使用料や使用範囲や契約の事などをどのようにご説明したら理解していただけるのかと。

説明を文章にするだけでも、相当な労力で、何日も書き直し、考え、無駄な時間を使っているなと思いました。

何日も経ってみると「一切使用しない」と言ってきているので、説明したところで無駄だと思うようになりました。

要は今後使用せずを守っていただければいいので、今後はモニターしていこうと思いました。

copy trackの話題を見たときに、そこまでしなくてもと思っていましたが、これからは使用を検討しようと思った出来事でした。

 

私はお金をいただいて仕事として絵を描いていますから、勝手に商用利用をされるのは困るわけです。

会社のキャラクターともなると、同業他社の仕事を受けてはならないというバッティングが発生する可能性もあります。

そのため契約内容を取り決める必要も出てきます。料金を一度支払って終わりというわけにはいきません。

 

本来なら、仕事にしていない人の絵でも

その人に断りもなく勝手に商用利用でロゴなどに使用するのは許されないと思うのです。
勝手に使われたら誰だって喜ばないと思うのですが、そのあたりの意識は経営者であっても薄いのかなと感じました。

使ってもらえたら何でも喜ぶだろうという発想はしてほしくないと感じました。

お仕事で事前にお話をいただいた場合は、もちろん有難いですし嬉しいですが、事後報告はダメですよね。

 

しかも原案として名前が上がっていたのですが、

そのままを使用していて、どうして原案なのだろうかと不思議に思いました。 

悪気はなかったと信じたいですが、事前に相談なしにグッズ等の作成をされていた時点で、さくっと料金請求と中止を言い渡せばよかったかもしれませんが、間に友人が入っていることもあり、穏便に済ませようと思いました。きっとこういうところが甘いのですね。

ブログ位は、自分で描いたものを使って表現できたらと、良かれと思って教えに行ったものの残念でなりませんでした。

こうして気軽に描くのも考えものだと感じました。

たとえ教えに行ったとしても描いてはいけないのだと思いました。悲しいことですが写真を撮られるのも用心が必要です。

アイデアを出すだけでも大サービスでしたが、それはしてはいけなかったのだと勉強になりました。

 

それにしても、どこをどう考えたら、こうなるのか、さっぱり見当もつきません。

困ると伝えたら、びっくりしてメールしました、と言っていましたが、

びっくりしたのは、こちらの方なのです。まさか写真に撮った画像を使うなんて思いもせず、未だにショックです。

いちいち説明するのが時間もかかり、私の負担が大きいので

次に見つけた時は外部に依頼したいと思った出来事でした。